【カタンの開拓者たち】
プレイ人数:3~4人 (拡張を使用すると6人まで)
プレイ時間:60分
カタンの開拓者たち(Die Siedler von Catan)は無人島であるカタン島を開拓していく近代ドイツゲームの金字塔ともいわれる大人気ボードゲーム。
サイコロの出た目の場所に村・街を置いているプレイヤーが対応する資源を受け取り、それを元に新たに島の開拓を進め、最初に10点に到達したプレイヤーが勝利となる。
箱の大きさ比較
はじめに
まずは海を作る。
海には港があり、港では自分の資源を他の資源に効率よく交換ができる。
そしてタイルを配置。
タイルには種類があり画像下段の左から、木材、土、羊毛、鉄、麦、そして不毛の地である砂漠。
資源が何も取れない砂漠が1枚だけある。
そして六角形の海の中にタイルを並べて、できた!カタン島!!
このタイルの並びにより、毎回異なった展開となり、飽きることがないゲームとなる。
中央に盗賊のコマを、周囲に数字の2~12のチップを置く。
毎ターン、サイコロを2個降って出た数字の合計の数字が書いてあるマスの資源が取れる。
なので中央のタイルは何も資源が取れない死んだ土地となる。
(参加者全員が初心者の場合、砂漠を真ん中にすると良い。資源がよく出て、慣れないプレイでも閉塞感が無くなる。気がする。)
その後、順番にが開拓地と道を1セット、置いていく。
置く場所はタイルとタイルの境目であり、頂点に開拓地、その周囲の辺どれかに道を敷く。
また、開拓地と開拓地の間は道2本分の距離を開ける必要がある。
全員が1セットずつ置いたら、今度は最後に置いた人から逆順にもう1セットずつ置いていく。
これで全員が2つの開拓地と2本の道があるはず。
これでゲームの準備が完了!
カタンのルールと流れ
プレイヤーは順番が来たらサイコロを2つ振り、
サイコロの出た目の合計値のタイルに開拓地を建設しているそれぞれのプレイヤーが対応する資源を獲得する。
例えば下の画像では6が出た。この場合
赤色のプレイヤー・・・鉄1枚
黄色のプレイヤー・・・木1枚
青色のプレイヤー・・・木2枚
を獲得する。
これが資源カード(一番右は発展カード※後述)
例えば青のプレイヤーは木が2枚。(手札は周囲に見せない)
そしてこのカタンのチップには7がない。
サイコロの出た数が7だった場合、中央の盗賊コマをどこかの数字チップの上に動かす。
盗賊コマが置かれたタイルは、盗賊が置かれている間、資源が出ない!
さらに盗賊コマを置いた時に、そのタイルの頂点にコマを置いている人ひとりから、1枚資源カードをランダムに奪うことができる!
なので邪魔したいプレイヤーがいるタイルに置こう。
さらに7が出た場合、手札が8枚以上のプレイヤーは手札を半分(切り捨て)捨てなければならない。
サイコロ2つの期待値が一番高い7がこの盗賊なおかげで、トッププレイヤーを独走させず、いいゲームバランスを作りだす。
そしてサイコロを振ったプレイヤーは次に、
手持ちの資源を使用することでで道・開拓地・都市を作るか発展カードを引くことができる。
以下の画像がそれぞれのアクションをするために必要な資源一覧。(こういうカードがプレイヤー分ついてくるのは便利)
それぞれにポイントが記載されているのがおわかりでだろうか。
カタンはこのサイコロの出た目から得られる資源を使って開拓地や都市を作成し、10ポイントを目指すゲームなのだー。
(最初から開拓地が2つあるため2ポイントからのスタートとなる)
都市というのは既存の開拓地を置き換えることで建設ができ、通常1つの開拓地から得られる資源が1枚のところ、都市だと2枚になる!
以下の黄色のものが都市。少し大きい。
そして発展(チャンス)カード。
これには以下のようにいろいろな種類があり、ポイントとなるものや、盗賊を動かせる騎士カード。(このカードでは手札は8枚以上でも捨てない)
その他便利なカードが様々。(これは裏返しで置いておき、使用する際に初めて公開する)
そして最後にボーナスカード2種類。最長交易路と最長騎士力。
条件が整い次第獲得でき、2ポイント!
こういったカードがあることでそれぞれのプレイヤーは、「道や街をたくさん作るスタイル」「発展カードをたくさん引くスタイル」などそれぞれの戦略で10ポイントを目指すことができる。
また、ここがカタンの面白いところであるのだが、資源カードは他のプレイヤーと交換することができる!
「羊2枚あげるから鉄頂戴!」
「土をあげるから道を作って最長交易路をアイツに取らせるな!」
こういった素晴らしいコミュニケーション?を取りながらプレイできるのがカタン(ボードゲーム)のいいところ。
他のプレイヤーと交換せずとも、同一の資源カード4枚を好きな資源カード1枚に交換することは誰でもできる。
また、海に隣接した港に開拓地を作ればそこに記載されている条件で資源カードを交換することができる。
画像左では麦2:1港では麦2枚と好きなカード1枚を、右の3:1港では同一資源カード3枚と好きな資源カード1枚を交換ができる。(4枚:1枚よりも有利)
ここまで考えると、「木の資源を大量に取りつつ木2:1の港を押さえる、それを狙うには初期配置はどこに置くべきか」そういった多種多様な戦略がとれる。
サイコロの期待値で7の次に高いのは6と8、このタイルを意識して戦略を立てると良い。
またカタンはまんべんなく資源を取りつつ発展させるということは不可能に近い。
必ず足りない資源が出てくるため、人との交渉や港が大変重要となってくるゲームである。
長くなってしまったが以上。。。
ほんとうに面白いゲーム!是非一度手にとって欲しい
ツイッターの感想など
カタン会2回目。
僕は青。今回は道を伸ばしつつ麦と木を集めて交換しまくる作戦。
前半家を建てるところまではスムーズにいったんですが、その後素材が思うように集まらずに交換できませんでした(ーー;)次は別の戦略を試してみようかな。 pic.twitter.com/nWdtTTaMYM
— タドスケ (@tadosuke) 2015, 10月 19
最長交易路の奪い合いが楽しそうな展開。
西宮ボードゲーム会離脱。ひさびさにカタンが遊べてよかった。来られてたツジイさんのお友達の感想「面白いけど、めっちゃ悩む!」これ最高のほめ言葉じゃないですか? pic.twitter.com/X6Vd2jJlKI
— ジュン@神戸でボードゲーム (@kobe_bdg) 2015, 11月 23
悩むのが面白い。こうなるボードゲームは名作。
まとめ
ドイツゲームといえば、というゲームなのでとりあえずここから始めては
(ここから重いゲーム・軽いゲームの好みを考えても良い)
時間はある程度かかるが、毎回変わる展開が面白い。
交渉(コミュニケーション)が楽しい。
大人気カタンはお出かけセットもある
大人気カタンは6人まで出来る拡張セットもある
大人気カタンは色々な拡張セットもある
付属のコマは視認性が悪い かつ 愛嬌がない。
ドハマリしたら木製コマを。